【新入会員企業紹介】「空間創造によって人々に「歓びと感動」を届ける乃村工藝社」

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【新入会員企業紹介】「空間創造によって人々に「歓びと感動」を届ける乃村工藝社」

2024-08-21

空間総合プロデュースの乃村工藝社

 乃村工藝社は、商業施設、ホテル、企業PR施設、ワークプレイス、博覧会、博物館などの企画、デザイン、設計、施工から運営管理までを手掛ける空間の総合プロデュース企業です。グループ全体では、全国10拠点・海外8拠点、国内外6つのグループ会社で事業展開しています。1892年(明治25年)から培ってきた総合力を活かし、フィジカルとバーチャルを融合させた空間価値の提供で、人びとに「歓びと感動」をお届けしています。近年は、持続可能な社会を実現するため、事業活動を通して幸せなインパクトを生み出す「ソーシャルグッド活動」を推進しています。

時代や社会環境の変化に対応した空間づくりのパートナー

 乃村工藝社グループの主となる事業は、商業施設、ホテル、企業PR施設、ワークプレイス、博覧会、博物館など、人が集う空間の総合プロデュースです。調査・企画・コンサルティングからデザイン・設計、制作・施工、また施設やイベントの運営・管理まで、各分野の専門性とグループの総合力により、空間に求められる全てのサービスをワンストップでご提供します。昨今は、空間を活用した新しいビジネスや事業のプロデュースにおいても数多く参画しており、時代や社会環境の変化に対応した空間づくりのパートナーとして、お客さまの事業そして社会の繁栄・発展に寄与していきます。

提供サービス

01 調査・企画・コンサルティング
 社会背景・マーケット環境などのファクト調査から、お客さまの課題・リソースの分析を重ね、ビジョンやコンセプト等を示す基本構想を策定します。また具体的な詳細プランやコンテンツ企画まで、アイデアを具現化する段階まで携わることで、お客さまのビジョンや社会のニーズを汲んだ、独創性のある空間を創り上げます。
02 デザイン・設計
 お客さまの事業プランを空間やコンテンツで表現し、具現化するためのデザイン・設計を行います。社会性や時代背景、数年先の未来を見つめながら、お客さまはもちろん、そこを利用する人々が納得し、末長く利用していただけるようなデザイン・設計を行います。現在は、情報化社会やデジタル化の時代に応じ、先進的な技術を活用した提案にも取り組んでいます。
03 制作・施工
 正しい知識と判断、場合によっては専門家の協力も得ながら安全や品質等、施工管理を行います。また、素材メーカー、エンジニア、メディアクリエイター等のプロたちとコミュニケーションを取り、彼らの力を最大限引き出すことでプロジェクトを実現まで導きます。
04 運営・管理
 施設の運営マネジメントや施設の賑わいや、その施設を中核とした地域活性化につながる運営事業を担います。蓄積されたさまざまなノウハウとネットワークを活用した運営・管理によって、事業の実現をトータルにサポートします。

市場領域

 乃村工藝社グループは主に上記の6つの市場領域で幅広く事業を展開しています。時代の変遷とともに変化する多種多様なニーズにお応えし、今後もディスプレイ業界のリーディングカンパニーとして社会の発展に貢献していきます。

沿革

 乃村工藝社の歴史は、1892年の創業後、創業者である乃村泰資が大正時代に国技館で菊人形の大規模な段仕掛けを手掛けたことにさかのぼります。ディスプレイの先駆けとして、当時の人々に歓びと感動を与えた大胆な発想と挑戦力は、多彩なジャンルにステージを拡げて今日に至ります。当社の発展の根底には、チャレンジスピリットと品質へのこだわり、顧客満足を追求するマインドが脈々と流れています。

乃村工藝社のソーシャルグッド

 現在、環境と社会への価値観の変化に伴い、「サステナビリティ」や「SDGs」を含む長期的な事業変革が企業に求められています。このような背景の中、当社グループは「サステナビリティ方針」を掲げ、空間創造を中心とした企業活動を通じて社会に「歓びと感動」を提供するとともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っています。その一環として、私たちは「ソーシャルグッド」をキーワードに新たな価値創造に取り組んでいます。当社グループが特に重視し、得意とするのは、人に寄り添った場を通じた「歓びと感動」の提供です。幸福な未来へと進む社会の一歩となる空間創造のために、地域に活力を届け、文化を継承し育て、人々の感性と創造力を豊かにすることを目指します。私たちの進めるソーシャルグッドは主に「環境」「文化」「地域」「人」4つの領域を中心としています。

 当社グループは、次世代のビジネス基盤を開発する目的で、社会性と事業性を両立する新たな価値創造に取り組んでいます。このR&D活動では、100名を超える社員が部門を横断して自主的に参加し、私たちの事業活動に深く関連するテーマについて研究を行っています。社会課題を先見することで、5年後、10年後の企業変革に向けた準備を進め、新たな価値提供を実現し、長期的な企業成長を促進していきます。